「どこに相談したらいいのかわからず、悩んでいた」
「できれば、女性の医師に相談したかった」
当院には、そういって来院される患者さまが多くいらっしゃいます。
精神科医の役割は、倒れそうな時の「杖」だと思っています。
人には、苦しい時や辛い時、前に進むことが難しくなることがあります。お話を聞いたり、お薬を処方したりすることで、あなたが倒れないように、支える力になりたいと思っています。必要がなくなったら「杖」を外して、歩いていただければいいのです。
このままでは辛い…という気持ちが受診のサインです。
受診をためらわれる方も多くいらっしゃいますが、早めの受診が早い回復につながります。「病気でないことの確認」でも構いませんので、お気軽にご受診ください。
- 人目が気になって、学校に行けない。
- ストーカーや家庭内暴力(DV)、性犯罪などの被害にあって、辛い思いをしている。
- 身近な人が自殺をしてから、自分も気分が沈みがちになる。
- 生きづらい…。大人のADHD(発達障害)かもしれない。
- 子育てがつらい。産後うつかもしれない。
- 親が無気力になっている。認知症かもしれないし、うつ病かもしれない。
- 子どもに障害があると診断されて、自分が悪かったのかも…と考えてしまう。
本山こころのクリニックの治療方法
薬物療法
「今、困っている症状」を和らげるために、最初にお薬を処方することが多いです。
今はお薬の開発が進み、依存性や副作用の少ないお薬もたくさんあります。
西洋薬・漢方薬など、症状に合わせて、必要な分だけ処方します。
ただ、最終的にはできるだけお薬に頼らずに、いつも通りの生活が送れることを目標にしています。
精神療法
従来の精神療法に認知行動療法を取り入れています。
認知行動療法は、落ち込んでしまう思考の悪循環を断ち切るためのスキルやコツを身に着けていく治療法です。自分自身を無理やり変えるのではなく、ありのままの自分を受け入れられるよう、お手伝いいたします。
こころの病気には波があります。
受診のタイミングによっては、いつもより症状が和らいでいるなど、
普段と症状が違うこともあります。
もっとも辛かった時の症状もお伝え下さい。